【旅する準備】ビザって何?:ビザについて紹介します!
どうも,ただの旅好きです.
「今年,来年はいろいろな国へ行こう!」と旅行の計画を立てられている方が,いらっしゃると思います.最近は,航空券もかなり安くとれるので(場合によっては,国内より安いです),海外旅行はオススメです!
でもちょっと待ってください.その国は,パスポートだけで行けますか?
聞いたことはあると思いますが,いくつかの国に行く場合,「ビザ」が必要となる場合があります.「ビザ」が必要な国に入国する際に「ビザ」が無いと,その国に入国することができません.
そこで今回は,「ビザ」について説明し,その取り方を簡単に解説したいと思います.
今回の内容
- 190ヶ国はビザなしで渡航可能って紹介されているけど,実はその中に「アライバルビザ」というものが必要な国がある.
- 「ビザ(VISA)」は,事前に訪れる国の大使館・領事館へ申請!
- 「アライバルビザ(VISA on arrival)」は,現地到着後またはインターネットで事前に申請!
- アメリカ合衆国,カナダ,オーストラリアに行く場合にも類似した申請が必要(別の記事で紹介します)
そもそもビザってなに?
そもそもビザとは,どういったものなのでしょうか?
ビザとは,「査証」とも呼ばれるもので,「入国を希望する外国人を事前に審査して,その審査を通ったこと」を証明するものです.つまり審査をするのは「日本国」ではなく,「渡航先の各国」となります.
現在,日本のパスポートは非常に優秀ですので,190ヶ国はビザなしで渡航可能(2018年10月9日付)とされています.以下のサイトで,ビザの必要な国を確認することができます.
全て英語なので,日本語の使い方は,こちらを参考にしてください.
上のサイトで,国名を「Japan」にして検索すると,下のような結果が出てきます.
Best countries to visit with Japanese passport in 2019 - Visa List
黄緑色の国がビザなし(visa free)で行ける国なんですが,これを見て「あれ?」と思いませんか?意外と黄緑色じゃない国がたくさんあるんです!
実は「190ヶ国ビザなしで渡航可能」というのは,「アライバルビザ(visa on arrival)」というビザが必要な国を含んだ数なんです.
じゃあ,普通の「ビザ」と「アライバルビザ」は,どう違うのでしょうか?
ビザ(VISA)ってなに?
ビザは,先ほど説明した通り,「入国を希望する外国人を事前に審査して,その審査を通ったことを証明」するものです.
ですので,ビザが必要な国に行く場合,渡航する前に「渡航先の大使館や領事館」でビザを申請し,発行してもらう必要があります.
ビザは大きく,商用と観光用に分かれます.
またビザには,シングル(有効期間中1回の入国許可)とマルチ(有効期間中なら何回でも入国可能)なものに分かれます.
有効期限(3ヶ月以内の入国しなければ無効など),滞在期限(1ヶ月程度)が国によって若干異なりますので,注意してください.
アライバルビザ(VISA on arrival)ってなに?
一方のアライバルビザは,原則はビザと変わらず,「審査を通ったことを証明」するものです.
また商用・観光用,シングル・マルチなどの区分も大きくは変わりません.
いわゆる「ビザ」と異なるのは,現地に到着した後に申請が可能というところ.ですので,事前準備はほとんど必要ありません.(国によっては,事前に申請する方法もあるので,下で紹介します)
ビザの取り方
では,どうやってビザを取ればいいのでしょうか?
ビザ(VISA),アライバルビザ(VISA on arrival)に分けて,申請・取得方法を説明します.
ビザ(VISA)
ビザは渡航する前に「渡航先の大使館や領事館」に行って,申請をします.申請に必要な書類など,条件が訪問国によって異なります.
今回は例として,ロシア に行く場合のビザ申請について,見てみましょう.
まずは,必要な書類一覧です.
- 旅行手配書,ホテル予約票
- 半年以上有効期間があり,2ページ以上空白が残っているパスポート
- ビザ申請書(申請者の署名がされたもの)
- 証明写真(3.5cm × 4.5cm)
ビザ申請書は,ロシア外務省領事局のサイト(https://visa.kdmid.ru)から,ウェブ上で作成することができます.
上の書類を直接持って,在日ロシア連邦大使館・領事館に行き,申請を行います.
他の国も,必要書類を準備して,大使館・領事館に直接持って申請に行くという流れは,大きく変わらないようです.
アライバルビザ(VISA on arrival)
日本国のパスポートだと,ビザが必要な国は非常に少ないので,みなさんに大きく関係するのは「アライバルビザ」だと思います.こちらも訪問国によって,若干異なりますが,基本的に事前の準備はほとんど必要ありません.
例として,カンボジアのアライバルビザについて,説明していきます.
カンボジアのアライバルビザは,空港などに到着後,窓口で申請します.
申請に必要なものは,以下の3点です.
- 査証申請書
- 証明写真(3ヶ月以内に撮影した,パスポートサイズのもの)
- パスポート(入国日より,6ヶ月以上の有効期間があるもの)
- 30 アメリカドル(申請手数料:写真が無い場合は,追加手数料=2ドル)
申請が完了すると,以下のようなビザが発行され,パスポートに添付されます(私が現地で申請した時のものです).パスポートにホッチキスで直接留められますが,ビックリしないでください(笑)
「日本人だと,証明写真は不要で追加手数料もかからない」との情報もありますが,一応持って行った方が良いと思います.
アライバルビザ=到着時のビザ,と言っていますが,事前に電子申請を行うことも可能です.
下の「e-VISA を申請する」というボタンを押して,必要事項を記入,支払いすることで,ウェブ上での申請となります.
Cambodia e-Visa | Cambodia Electronic Travel Authority
また通常のビザと同様に,大使館・領事館へ申請することも可能です.
ビザ申請 VISA | 在日本カンボジア王国大使館 Royal Embassy of Cambodia in Japan
ただ申請の値段は,以下のようになっています(シングルの場合).
- 現地到着後の申請:30 ドル = 約 3,300 円
- e-VISA:30 ドル + 6 ドル(システム手数料)=約 4,000 円
- 大使館・領事館への申請:4,300 円
ビザ申請で一番安いのは,現地到着後の申請ですので,基本的に現地到着後の申請で問題ないと思います.現地到着時の申請は,「現金」で行います.必ず,現地の通貨を持参してください.
まとめ
以上のように,今回はビザについて紹介しました.
事前申請が必要な場合は,当然ながら大使館・領事館へ申請に行く必要がありますが,アライバルビザで良い国の場合は,原則現地に着いてからで問題ないと思います.
またアメリカ合衆国,カナダ,オーストラリアに行く場合には,ESTA(エスタ),eTA(イーティーエー),ETAS(イータス)と呼ばれる,類似した申請が必要です.これらについては,また別の記事で紹介します!
みなさん,良い旅を!!